【スピンオフ】DRAGON BALL外伝 転生したらヤムチャだった件の作品紹介
原作/鳥山明、漫画/ドラゴン画廊・リーによる、『少年ジャンプ+』で配信されたヤムチャを主人公に据えたスピンオフ作品。
レビュー
『DRAGON BALL外伝 転生したらヤムチャだった件』は、『ドラゴンボール』の世界観をベースにした、異色のスピンオフ作品です。この物語は、現実世界で『ドラゴンボール』のファンだった高校生が事故に遭い、気が付いたらドラゴンボールの世界のキャラクター、ヤムチャの体に転生していたという設定から始まります。この作品は、原作の鳥山明によるものではなく、ドラゴン画廊・リー(漫画)とVジャンプ(掲載誌)によって生み出されました。
ストーリーとコンセプト
主人公がヤムチャとして転生した後、原作『ドラゴンボール』の知識を活かして運命を変えようと試みる物語です。通常、原作内でヤムチャは強敵に立ち向かうも度々敗北するキャラクターとして描かれていますが、この外伝では、そのイメージを覆し、最強の戦士を目指す姿が描かれています。主人公は、ヤムチャの身体を得たことで得られた機会を最大限に活かし、トレーニングに励み、知識を武器に物語を進めていきます。
アートスタイル
この外伝のアートスタイルは、原作『ドラゴンボール』へのリスペクトが感じられる一方で、独自のタッチが加わっています。キャラクターデザインや表情、戦闘シーンなどは、原作のファンにも新鮮に感じられるよう工夫が施されています。また、カラーページを含むビジュアルの鮮やかさが物語に彩りを加えています。
ファンへのPR
この作品は、『ドラゴンボール』の世界観とキャラクターに新しい風を吹き込む試みとして、ファンにとって非常に興味深いものです。特に、ヤムチャというキャラクターに焦点を当てたことで、原作のサブキャラクターにスポットライトが当てられる珍しいケースとなっています。ファンフィクションのような自由な発想と、『ドラゴンボール』への深い愛情が感じられる作品です。
総評
『DRAGON BALL外伝 転生したらヤムチャだった件』は、『ドラゴンボール』シリーズのファンにとって見逃せない一冊です。ユニークな発想による新しいストーリーラインと、原作への敬意を感じさせるアートスタイルが魅力的な作品であり、ヤムチャというキャラクターへの新たな理解を深めるきっかけとなるでしょう。この外伝は、シリーズの新たな可能性を示唆するとともに、ファンに新しい楽しみ方を提供しています。
DRAGON BALL外伝 転生したらヤムチャだった件(DMMブックス)
DRAGON BALL外伝 転生したらヤムチャだった件
転落事故をきっかけに男子高生がヤムチャに転生!? ブルマとつき合えると喜んだのも束の間、彼はヤムチャがやがて死ぬ事を思い出す…!! 次々と強敵が訪れるドラゴンボールワールドで生き残る為、今ヤムチャが最強を目指す!!