ラディッツとピッコロの関係を詳しく解説！敵対から生まれた因縁とは？

1. はじめに

『ドラゴンボール』の物語の中で、ラディッツとピッコロは意外な形で対峙することになります。ラディッツは孫悟空の兄でありながら、敵として地球に襲来し、ピッコロと悟空の前に立ちはだかりました。一方で、ピッコロは当時まだ悟空の宿敵であり、地球征服を企む悪の存在でした。

しかし、この共通の敵「ラディッツ」の登場が、悟空とピッコロを一時的に共闘させるきっかけとなりました。ラディッツとピッコロの関係や戦闘の経緯を詳しく解説していきます。

2. ラディッツとピッコロの出会い

● ラディッツの地球襲来

エイジ761年、ラディッツはフリーザ軍の一員として地球に襲来しました。彼の目的は、弟の孫悟空（カカロット）を仲間に引き入れ、サイヤ人の戦士として共に活動させることでした。

地球に到着したラディッツは、まずスカウターを使って強い戦闘力を持つ人物を探し出します。その時、最初に見つかったのがピッコロでした。

3. ラディッツ vs. ピッコロ（初対面の戦闘）

ラディッツはピッコロの戦闘力を計測し、「戦士としては悪くないが、自分には敵わない」と判断します。その後、ピッコロに対して圧倒的な力の差を見せつけ、軽く一撃を放ちます。

● ラディッツのセリフ（ピッコロに対して）

「たったこれだけか？フン、つまらん相手だな。」

この戦闘で、ピッコロはラディッツの力に恐怖を感じると同時に、自分一人では到底敵わないことを悟りました。

4. 孫悟空とピッコロの共闘

● ラディッツに対抗するための決断

ピッコロはこれまで悟空の宿敵として戦ってきましたが、ラディッツの圧倒的な強さを前にして、自分一人では勝てないと判断します。

その結果、ピッコロは悟空に共闘を持ちかけ、ラディッツとの決戦に挑むことを決意しました。この瞬間、「ラディッツ」という強敵が、悟空とピッコロを一時的に手を組ませるきっかけを作ったのです。

5. ラディッツ vs. 悟空＆ピッコロの激闘

● ラディッツの圧倒的な強さ

悟空とピッコロが共闘したとはいえ、ラディッツの戦闘力1,500は当時の二人を大きく上回っていました。

ピッコロの必殺技「魔貫光殺砲」も初撃はかわされ、ラディッツのスピードとパワーの前に圧倒されてしまいます。

● 悟空の決死の覚悟

しかし、戦いの最中、悟空はピッコロに時間を稼ぐよう指示し、自らラディッツの背後から羽交い絞めにするという捨て身の作戦を実行。

● ピッコロのとどめ「魔貫光殺砲」

悟空の犠牲により、ピッコロは再度「魔貫光殺砲」を発動。
これによりラディッツは胸を貫かれ、悟空もろとも致命傷を負います。

この瞬間、ピッコロは孫悟空という宿敵を倒すという目的を捨て、共闘してラディッツを倒したのです。

6. ラディッツの最期とピッコロの決断

ラディッツは魔貫光殺砲のダメージにより、瀕死状態となります。しかし、その最期の瞬間、彼はピッコロの前で**「ドラゴンボールの存在をスカウターでベジータとナッパに伝えた」と嘲笑う**のです。

● ラディッツの最期の言葉

「くくく…俺が死んでも無駄だ…俺の仲間が…お前たちを地球ごと消し去るだろう…！」

この発言により、ピッコロたちは地球にさらなる危機が迫っていることを知り、次なる戦い（ベジータ・ナッパ戦）に備えることになります。

7. もしラディッツが生存していたら？

もしラディッツが生き延びていた場合、彼とピッコロの関係はどうなっていたのでしょうか？

● 可能性①：ピッコロの仲間になる

もしラディッツが敗北後に改心し、地球側に寝返っていたら、ピッコロと共に修行し、ナメック星編やセル編で重要な戦力になっていたかもしれません。

● 可能性②：ピッコロの敵として再登場

逆に、ラディッツが生き延びてベジータとナッパと合流していた場合、彼はピッコロや悟空をさらに苦しめる強敵として再登場していた可能性もあります。

8. まとめ

ラディッツとピッコロの関係は、最初は敵対から始まりましたが、ラディッツの登場が悟空とピッコロの共闘を生み出す要因となった点が大きなポイントです。

● 重要なポイント

1. ラディッツが地球に襲来し、最初にピッコロと遭遇
2. 圧倒的な力の差を見せつけ、ピッコロを軽くあしらう
3. ピッコロは悟空と共闘することを決意し、ラディッツに挑む
4. 魔貫光殺砲によってラディッツは撃破される
5. ラディッツのスカウターを通じて、ベジータとナッパが地球に向かうことが判明

ラディッツの存在がなければ、悟空とピッコロの共闘は生まれず、後のナッパ・ベジータ戦に備えることもできなかったでしょう。

つまり、ラディッツは「物語の重要な転換点」を作り出したキャラクターであり、彼とピッコロの戦いはドラゴンボールのストーリーにおいて非常に大きな意味を持っていたのです。

ライト

鳥山明さんの大ファン

鳥山明さんの作品をこよなく愛するドラゴンボールが好きな漫画オタクです。世の中のアニメ全般が好きで、クリエイターの皆様を応援しています。