亀仙人とブルマ：『ドラゴンボール』を象徴する師匠とヒロインの関係性とは？

『ドラゴンボール』の物語を語る上で欠かせないキャラクターのひとり、亀仙人。彼は孫悟空やクリリンの師匠であり、「武天老師」として伝説的な武道家として名を馳せています。

一方で、シリーズ初期から登場し、ドラゴンボール探しの旅の発端となったヒロイン、ブルマ。彼女は天才的な頭脳を持つ科学者であり、カプセルコーポレーションの一人娘としてストーリーの重要な役割を担っています。

この二人は、物語の中でたびたび関わりを持ち、コミカルなやりとりや印象的なエピソードを生み出してきました。本記事では、**「亀仙人とぶるま」**の関係を振り返り、彼らのやり取りが『ドラゴンボール』の世界にどのような影響を与えたのかを解説します！

1. 亀仙人とブルマの初対面：伝説のぱふぱふ事件

亀仙人とブルマの出会いは、物語の初期、孫悟空とブルマがドラゴンボール探しの旅の途中でカメハウスを訪れた時に起こります。

この時、亀仙人は悟空が助けたウミガメの恩返しとして、ドラゴンボール（四星球）を持っていました。しかし、ただでは渡さず、何か見返りを求めます。

亀仙人の要求：「ぱふぱふ」事件

亀仙人はブルマに対して、当初は「キスをしてくれたらドラゴンボールをあげる」と言い出しました。しかし、それを拒否されたため、代わりに**「ぱふぱふ（胸を揉ませてくれること）」**を要求。

これに対し、ブルマはしぶしぶ応じるものの、当時は亀仙人が勘違いして、実際には「悟空の尻を触る」というオチで終わりました。このシーンは、『ドラゴンボール』のコメディ要素を象徴する名場面の一つとして、今でも語り継がれています。

2. 亀仙人とブルマの関係性：コミカルなやり取りの連続

亀仙人とブルマの関係は、基本的に「スケベな師匠 vs しっかり者のヒロイン」という構図で描かれています。

① ブルマを狙うが、返り討ちに遭う亀仙人

• 亀仙人はたびたびブルマにセクハラ発言をしたり、のぞき見しようとしたりします。
• しかし、ブルマは亀仙人のようなタイプを相手にせず、時には怒りを爆発させ、強烈なビンタや蹴りをお見舞いすることも！

→ 亀仙人は「スケベだけど、基本的にやられキャラ」という立場になっている。

② ブルマの大胆すぎるミス

• 『ドラゴンボール』初期では、ブルマは自分がパンツを履いていないことに気づかず、亀仙人の前でスカートをめくるという伝説的なミスを犯しました。
• これにより、亀仙人は鼻血を吹き出し、大興奮するシーンが描かれました。

→ 亀仙人のスケベキャラとブルマの天然な一面が見事に融合した、名シーンのひとつ。

3. 亀仙人とブルマのその後の関係

シリーズが進むにつれて、ブルマは亀仙人のスケベな行動に対してより厳しくなっていきます。

① 亀仙人とベジータの義父関係！？

• ブルマは後にベジータと結婚し、息子トランクスをもうけます。
• 亀仙人とベジータは、性格的に全く異なるものの、どちらも戦闘において重要な役割を果たしているキャラクターです。
• しかし、亀仙人は相変わらずブルマにちょっかいを出し続けており、ベジータが怒るシーンも何度か描かれています。

→ 亀仙人はブルマの義父にあたるベジータに対しても遠慮なくスケベ行動を続けるが、ベジータに怒られることも。

② 『ドラゴンボール超』でも続く亀仙人のスケベっぷり

• 『ドラゴンボール超』でも、亀仙人は相変わらずスケベなキャラとして健在。
• ブルマが妊娠中の時にも「触ってみたい」と冗談を言い、ブルマに怒られるシーンもある。
• しかし、それでも彼女との関係は悪くなく、むしろ**「長年の付き合いのある師匠と親しい友人」のような関係性**に近くなっている。

4. 亀仙人とブルマのやり取りが『ドラゴンボール』に与えた影響

亀仙人とブルマの関係は、『ドラゴンボール』におけるコメディ要素の重要な部分を担っていました。

亀仙人のスケベキャラの確立

• 亀仙人が「スケベなおじいさん」というキャラクターとして強調されたのは、ブルマとのやり取りが大きな要因。
• 彼女がいたからこそ、亀仙人のユーモアがより際立ち、読者や視聴者に愛されるキャラになった。

シリーズのバランスを取るコメディ要素

• 『ドラゴンボール』はバトルがメインの作品だが、亀仙人とブルマの関係は、戦闘以外の「ギャグ要素」として重要な役割を果たしていた。
• このユーモアがあることで、作品全体のバランスが取りやすくなっていた。

長年の付き合いによる家族のような関係

• 初期はスケベな師匠 vs ヒロインという関係だったが、時間が経つにつれ、お互いに「仲の良い親戚のような関係」になっている。

5. まとめ：亀仙人とブルマの関係はドラゴンボールの魅力のひとつ！

亀仙人とブルマの関係は、スケベ師匠 vs しっかり者のヒロインというコメディ的な要素が強い。
初期の「ぱふぱふ事件」や「パンツ事件」は、シリーズを象徴する名場面のひとつ。
シリーズが進むにつれ、亀仙人のスケベ行動はよりギャグ寄りになり、ブルマとの関係は家族的なものに変化していく。
ブルマがいたからこそ、亀仙人のスケベキャラが確立し、ドラゴンボールのユーモア要素が生まれた。

亀仙人とブルマのやり取りは、『ドラゴンボール』の世界観を彩る重要な要素のひとつ。これからも、この師匠とヒロインのユーモラスな関係が描かれることに期待したいですね！

ライト

鳥山明さんの大ファン

鳥山明さんの作品をこよなく愛するドラゴンボールが好きな漫画オタクです。世の中のアニメ全般が好きで、クリエイターの皆様を応援しています。