チョウ・ユンファが演じた亀仙人とは？映画『DRAGONBALL EVOLUTION』でのキャスティングを徹底解説！

はじめに

『ドラゴンボール』は、日本を代表する人気漫画・アニメシリーズですが、2009年にハリウッドで実写映画化されました。その映画が**『DRAGONBALL EVOLUTION』**です。

本作では、多くのキャラクターがハリウッド俳優によって演じられましたが、中でも注目を集めたのが、伝説の武道家「亀仙人（マスター・ロシ）」を香港の名優チョウ・ユンファ（周潤發）が演じたことです。

果たして、チョウ・ユンファの亀仙人は原作とどのように違ったのか？そして、映画の評価はどうだったのか？本記事では、ハリウッド版『ドラゴンボール』における亀仙人役のチョウ・ユンファについて詳しく解説していきます！

① チョウ・ユンファとは？

1. チョウ・ユンファの基本情報

名前：チョウ・ユンファ（周潤發 / Chow Yun-Fat）
生年月日：1955年5月18日
出身地：香港
職業：俳優
主なジャンル：アクション、武侠映画、クライム映画

代表作

• 『男たちの挽歌』シリーズ（1986年、1987年）
• 『ゴッド・ギャンブラー』（1989年）
• 『フェイス/オフ』（1997年）
• 『グリーン・デスティニー（臥虎蔵龍）』（2000年）
• 『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』（2007年）

チョウ・ユンファは、特に香港映画界でアクションスターとして活躍し、ジョン・ウー監督作品をはじめとする数々の名作で主演を務めました。特に、『男たちの挽歌』シリーズでは、ガンアクションとカリスマ性あふれる演技で世界的に有名になりました。

ハリウッド進出後も、**『グリーン・デスティニー』や『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』**などで国際的な活躍を続けています。

② 映画『DRAGONBALL EVOLUTION』での亀仙人

1. 実写映画版の亀仙人

キャラクター設定

• 映画では「マスター・ロシ（Master Roshi）」という名前で登場。
• 孫悟空の師匠として、戦いの技術を教える重要なキャラクター。
• 原作の亀仙人とはかなり異なり、スケベ要素は抑えられ、より真面目な師匠のイメージに。

外見の違い

• 原作の亀仙人
  • スキンヘッドで長い白ひげ
  • サングラスとアロハシャツがトレードマーク
  • 背中に「亀」マークが入った道着を着ることが多い
• チョウ・ユンファ版の亀仙人
  • 髪がフサフサ（スキンヘッドではない）
  • ひげはあるが短め
  • サングラスをかけていない
  • アロハシャツではなく、中国武術家風の服装

性格の違い

• 原作の亀仙人は、おちゃらけたスケベじじいでありながら、実は超強い武道家というギャップが魅力。
• しかし、映画版ではスケベ要素がほとんどなく、シリアスで真面目な師匠キャラに変更された。
• そのため、「亀仙人らしさが薄れてしまった」という批判もあった。

2. 亀仙人（マスター・ロシ）の活躍

孫悟空との修行シーン

• 映画では、亀仙人が孫悟空に**「気」や武術の基本を教える場面**が描かれる。
• しかし、原作のようなユーモアのある修行ではなく、シリアスなトレーニングに。

ピッコロとの戦い

• 亀仙人は、映画のクライマックスでピッコロと戦う。
• 彼の力を封じるために命をかけるが、結果的には敗北してしまう。
• この展開も、原作の「不老不死の伝説的武道家」としての亀仙人とは大きく異なるものだった。

③ 映画『DRAGONBALL EVOLUTION』の評価

世界中のファンから批判

• 映画版は原作の設定を大幅に変更したため、多くのファンから批判を受けた。
• 亀仙人だけでなく、悟空やピッコロなどのキャラも原作とは大きく異なり、**「別物のドラゴンボール」**と評されることが多かった。

チョウ・ユンファの演技は評価されるも…

• チョウ・ユンファ自身の演技力は高く、「彼の演技自体は良かった」という意見もある。
• しかし、「亀仙人というキャラとして見た場合、原作の魅力が削られすぎている」という意見が多数を占めた。

④ まとめ

チョウ・ユンファは、映画『DRAGONBALL EVOLUTION』で亀仙人（マスター・ロシ）を演じた。
映画版の亀仙人は、原作と異なり「スキンヘッドではなく髪がある」「サングラスをかけていない」「スケベ要素がない」など、キャラが大きく変更されていた。
チョウ・ユンファの演技自体は評価されたが、映画全体の出来が悪く、原作ファンからの評価は厳しかった。
『DRAGONBALL EVOLUTION』は原作とかけ離れた内容で、シリーズの黒歴史とされることが多い。

チョウ・ユンファは素晴らしい俳優であり、演技自体に問題はなかったものの、「亀仙人らしさが欠けていた」ことが、映画の評価を下げる大きな要因の一つとなったと言えるでしょう。

今後、もしハリウッドで新たな『ドラゴンボール』の実写映画が作られるなら、より原作に忠実な亀仙人を見てみたいですね！

ライト

鳥山明さんの大ファン

鳥山明さんの作品をこよなく愛するドラゴンボールが好きな漫画オタクです。世の中のアニメ全般が好きで、クリエイターの皆様を応援しています。