バーダックとは?『ドラゴンボール』における役割と魅力を徹底解説【wiki風】
1. バーダックとは?
バーダックは、『ドラゴンボール』シリーズに登場する孫悟空の父であり、惑星ベジータに住む下級戦士のサイヤ人です。元々は1989年に放送された**TVスペシャル『たったひとりの最終決戦 〜フリーザに挑んだZ戦士 孫悟空の父〜』**に登場したアニメオリジナルキャラクターでしたが、その後、原作や映画にも登場し、公式の歴史に組み込まれました。
バーダックは、フリーザ軍の下で惑星侵略を行っていましたが、フリーザがサイヤ人を滅ぼそうとしていることに気づき、最後まで抗った戦士として知られています。
2. バーダックのプロフィール
項目 | 内容 |
---|---|
名前 | バーダック(Bardock) |
種族 | サイヤ人 |
性別 | 男性 |
家族 | 孫悟空(息子)、ラディッツ(息子)、ギネ(妻) |
所属 | フリーザ軍(元) |
初登場 | 『ドラゴンボールZ たったひとりの最終決戦』(1989年) |
声優 | 野沢雅子 |
戦闘力 | 約10,000(推定) |
3. バーダックの名前の由来
バーダックの名前は、他のサイヤ人キャラと同様に野菜が由来です。
「バーダック(Bardock)」は「Burdock(バードック)」が由来で、日本語では「ごぼう」を意味します。
同じサイヤ人キャラの名前の由来と合わせて見ると、サイヤ人のネーミングルールがよく分かります。
キャラクター | 由来 |
---|---|
孫悟空(カカロット) | キャロット(にんじん) |
ベジータ | ベジタブル(野菜) |
ラディッツ | ラディッシュ(大根) |
ナッパ | 葉物野菜(菜っ葉) |
バーダック | ごぼう(Burdock) |
4. バーダックの物語
(1) 『たったひとりの最終決戦』での活躍
バーダックは、フリーザ軍の一員として惑星侵略を行っていましたが、ある戦いでカナッサ星人に攻撃され、未来を予知する能力を得ることになります。
その能力によって、フリーザがサイヤ人を滅ぼそうとしている未来を見てしまうのです。仲間のトーマたちがフリーザ軍のドドリア部隊に襲われ殺されたことで、バーダックはフリーザに立ち向かうことを決意します。
- しかし、フリーザの圧倒的なパワーの前に敗北し、惑星ベジータの爆発に巻き込まれてしまいます。
- 最後の瞬間、息子・カカロット(孫悟空)がフリーザを倒す未来を見て笑いながら消滅する。
このエピソードはファンの間でも非常に人気が高く、**「戦士としての誇りを持ち、最後まで戦ったバーダック」**は多くの支持を集めました。
(2) 『エピソード オブ バーダック』での超サイヤ人覚醒
2011年には、バーダックを主人公としたOVA『エピソード オブ バーダック』が制作されました。この作品では、バーダックがフリーザの攻撃で死なずに過去の惑星ベジータに飛ばされるという展開が描かれます。
- そこでフリーザの祖先チルドと出会い、戦闘することに。
- 極限状態の中でバーダックが超サイヤ人に覚醒し、チルドを撃破。
- これによって、「超サイヤ人伝説」はバーダックが起源になったという新たな設定が生まれる。
ただし、この物語は公式の正史には含まれないパラレルストーリー扱いとされています。
(3) 『ドラゴンボール超 ブロリー』での再解釈
2018年の映画『ドラゴンボール超 ブロリー』では、バーダックのキャラクターが再解釈されました。
- これまでの**「戦士としての誇りを持つバーダック」とは異なり、「家族を思う父親としてのバーダック」**が描かれる。
- フリーザがサイヤ人を滅ぼそうとしていることを察し、カカロットを地球に逃がす決断をする。
- 最後は妻・ギネとともに惑星ベジータでフリーザの攻撃を受け、消滅。
この作品では、バーダックのキャラクターが「家族を大切にするサイヤ人」という新たな視点で描かれました。
5. バーダックの強さと戦闘スタイル
(1) 戦闘力
バーダックの戦闘力は、フリーザ軍の中では下級戦士とされていますが、実際には戦闘力10,000クラスの実力を持つと考えられています。
(2) 戦闘スタイル
戦略的に戦う知略派の戦士
パワータイプではなくスピード重視
気弾技を多用し、遠距離戦も得意
彼の戦い方は、**「単なる力押しではなく、相手の動きを読む冷静さ」**があるのが特徴です。
6. まとめ:バーダックの魅力
バーダックは、『ドラゴンボール』の中でも特異な立ち位置にいるキャラクターであり、「戦士としての誇り」と「家族を思う父親」という二つの側面を持つことで、多くのファンに愛されています。
● バーダックの魅力まとめ
クールな見た目と鋭い目つきがイケメンすぎる
たったひとりでフリーザに立ち向かう戦士としての誇り
エピソードごとに異なる一面が描かれる奥深いキャラクター
戦闘力も高く、実は下級戦士の枠を超えた強さを持っている
バーダックは原作には登場しないアニメオリジナルキャラクターとして生まれましたが、その人気の高さから、『ドラゴンボール』の歴史の中でも重要な存在になりました。
今後のシリーズでも、バーダックの新たな物語が描かれることを期待しましょう!