バーダックは最初のスーパーサイヤ人なのか?伝説の起源とIFストーリーを徹底解説!
1. はじめに
『ドラゴンボール』シリーズにおいて、バーダックは孫悟空(カカロット)の父であり、フリーザに立ち向かった伝説のサイヤ人です。彼は下級戦士でありながらも、サイヤ人の誇りを持ち続け、最後まで戦い抜いたことで多くのファンに支持されてきました。
そんなバーダックには、ある**「IFストーリー」が存在します。それが、「バーダックが最初のスーパーサイヤ人だったのではないか?」**という説です。
本記事では、 「バーダックが最初のスーパーサイヤ人」という設定がどこから生まれたのか
公式作品『エピソードオブバーダック』における超サイヤ人化
伝説のスーパーサイヤ人との関係や、バーダックの強さの考察
などを詳しく解説していきます!
2. 「バーダックが最初のスーパーサイヤ人」説の起源
(1) 公式スピンオフ作品『エピソードオブバーダック』
バーダックが超サイヤ人へと覚醒する物語は、2011年に発表された特別ストーリー**『エピソードオブバーダック』**で描かれました。
ストーリーの概要
バーダックはフリーザの攻撃を受けて消滅したかに見えたが、なぜか過去の惑星ベジータ(当時は惑星プラント)へと飛ばされる。そこで、伝説の超サイヤ人と呼ばれる**「超サイヤ人の起源」となる時代にたどり着く。
敵:チルドの登場
この時代には、フリーザの遠い祖先であるチルドという宇宙海賊が支配していた。彼はフリーザと同じような冷酷な性格で、バーダックと激突することになる。
(2) バーダックが超サイヤ人に覚醒する瞬間
チルドとの戦いでバーダックは追い詰められる
仲間を傷つけられたことで怒りが爆発し、超サイヤ人へと覚醒!
圧倒的な戦闘力でチルドを撃破し、「スーパーサイヤ人伝説の始まり」となる
この作品では、**「バーダックこそが最初のスーパーサイヤ人だったのでは?」**という新たな設定が追加され、ファンの間で話題となりました。
3. 伝説のスーパーサイヤ人との関係
(1) 「伝説の超サイヤ人」との違い
『ドラゴンボール』には、「伝説の超サイヤ人」という存在が登場します。
劇場版『ドラゴンボールZ 燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦』で登場したブロリー
『ドラゴンボール超』で再定義された「伝説の超サイヤ人」
これらの設定とは異なり、バーダックの超サイヤ人化は「IFストーリー」の一環として描かれたものです。
(2) バーダックの超サイヤ人化がもたらした影響
チルドの一族は、バーダックの力を「スーパーサイヤ人」として語り継いだ
結果的に、フリーザが「スーパーサイヤ人」を恐れる理由が生まれた可能性がある
もしバーダックが生き延びて現代に戻っていたら、悟空やベジータとの関係が大きく変わっていたかもしれない
バーダックの超サイヤ人化は、「伝説の起源」として新たな可能性を示した物語でした。
4. バーダックの超サイヤ人の戦闘力
(1) 通常時の戦闘力
バーダックの戦闘力は、『ドラゴンボールZ』のTVスペシャルの時点では約1万前後とされています。
ナッパの戦闘力:4000
ラディッツの戦闘力:1500
バーダックの戦闘力:約1万
当時のバーダックは、エリート戦士であるナッパを大きく上回る実力を持っていました。
(2) 超サイヤ人覚醒後の戦闘力
超サイヤ人に覚醒すると、通常時の約50倍の戦闘力になるとされます。
バーダック(通常時):1万
超サイヤ人バーダック:約50万(フリーザの第一形態と同等)
この時点で、フリーザの最終形態(1億2000万)には遠く及ばないものの、第一形態のフリーザを圧倒できるレベルに達していたと考えられます。
5. バーダックが最初のスーパーサイヤ人なのか?
(1) 正史ではなく「IFストーリー」
『エピソードオブバーダック』は、公式スピンオフ作品ではあるものの、正式な歴史とは異なる「もしも」の物語です。そのため、バーダックが「最初のスーパーサイヤ人」という設定は、本編とは無関係となります。
(2) 公式設定の「最初のスーパーサイヤ人」
公式の設定では、「最初の超サイヤ人」として登場するキャラクターは以下の通りです。
「伝説の超サイヤ人」:ブロリー(『ドラゴンボール超』で公式化)
「超サイヤ人ゴッド」の伝説:1000年前に存在したサイヤ人たちが合体して誕生
つまり、バーダックが本当に「最初のスーパーサイヤ人」だったわけではなく、『エピソードオブバーダック』限定の設定ということになります。
6. まとめ
バーダックの超サイヤ人化は、**『エピソードオブバーダック』というスピンオフ作品で描かれた「IFストーリー」**であり、本編とは異なるものの、ファンの間で非常に人気のある設定です。
バーダックは過去に飛ばされ、フリーザの祖先・チルドと戦った
怒りによって超サイヤ人に覚醒し、伝説の始まりとなった
この物語では、バーダックこそが「最初のスーパーサイヤ人」として描かれている
しかし、公式設定の「伝説の超サイヤ人」や「超サイヤ人ゴッド」とは異なるIFストーリーである
バーダックの物語は、『ドラゴンボール』の世界観に新たな可能性をもたらし、「もしバーダックが生きていたら?」というファンの想像をさらに膨らませる要素となっています。
今後の作品で、さらに新しいバーダックの物語が描かれることに期待したいですね!