バーダックとパラガス|2人のサイヤ人戦士の共通点と違いとは?
1. バーダックとパラガスとは?サイヤ人を象徴する2人の戦士
『ドラゴンボール』シリーズには、多くのサイヤ人戦士が登場しますが、バーダックとパラガスはどちらも「親」としての立場を持つキャラクターでありながら、その生き様や信念には大きな違いがあります。
バーダック → 孫悟空(カカロット)の父であり、フリーザに立ち向かった下級戦士
パラガス → ブロリーの父であり、息子の力を利用してベジータ王家に復讐を企てた戦士
この2人は直接の接点はないものの、それぞれの「父」としての役割やサイヤ人としての生き方には、興味深い共通点と対比が見られます。
本記事では、「バーダック パラガス」というテーマで、2人のサイヤ人戦士の共通点や違い、もし2人が出会っていたらどうなっていたのか? について考察していきます。
2. バーダックとパラガスの共通点とは?
2-1. どちらも「息子」を持つサイヤ人の父親
バーダックとパラガスの最大の共通点は、どちらも息子を持つ父親であることです。
バーダックの息子 → 孫悟空(カカロット)
パラガスの息子 → ブロリー
しかし、この2人が息子に対して持つ考え方は大きく異なります。
バーダック → 息子の未来に希望を託し、遠い星へ送り出す
パラガス → 息子の力を利用し、復讐の道具として育てる
バーダックは、カカロットがどんな運命をたどるのか知ることなく送り出しましたが、結果的にカカロットはフリーザを倒し、バーダックの遺志を継ぐことになりました。
一方のパラガスは、ブロリーの力を利用しようとしましたが、最終的にはブロリーの暴走により命を落とすという悲劇的な結末を迎えました。
2-2. どちらもフリーザ軍に属していた
バーダックとパラガスは、どちらもかつてフリーザ軍の一員として活動していました。
バーダック → フリーザ軍の下級戦士として惑星侵略を担当
パラガス → サイヤ人の中でもエリートクラスとしてベジータ王に仕えていた
しかし、2人の生き方は全く異なります。
バーダックはフリーザの陰謀を知り、単身で反乱を起こした
パラガスはベジータ王家に復讐するため、息子ブロリーを利用しようとした
バーダックは最後まで「サイヤ人の誇り」を捨てずに戦い続けましたが、パラガスは「復讐」に囚われた結果、息子の力に呑み込まれるという悲劇的な運命をたどりました。
3. バーダックとパラガスの決定的な違いとは?
3-1. 戦士としての信念
キャラクター | 戦士としての生き方 | 戦闘スタイル |
---|---|---|
バーダック | サイヤ人の誇りを持ち、フリーザに立ち向かう | 自ら戦う戦士タイプ |
パラガス | 息子ブロリーを利用し、ベジータ王家に復讐を企てる | 指揮官タイプで自身は戦わない |
バーダックは自ら戦いに挑む純粋な戦士
パラガスは自ら戦うのではなく、息子ブロリーの力を利用する戦略家
バーダックは、どんなに不利な戦いでも戦士としての誇りを持ち、最後まで戦いました。一方、パラガスは自分では戦わず、息子の力を利用しようとしたことが対照的です。
3-2. 息子に対する想い
バーダック | パラガス |
---|---|
息子(カカロット)の未来を信じて地球に送る | 息子(ブロリー)を復讐の道具として利用しようとする |
戦士としての誇りを持ち、最期まで戦う | 息子を制御できなくなり、最終的に殺される |
バーダックはカカロットを戦士としてではなく「未来を託す存在」として考えていた
パラガスはブロリーを「復讐のための道具」として育てた
結果的に、バーダックの選択はサイヤ人の未来を救うことにつながり、パラガスの選択は自身の破滅につながりました。
4. もしバーダックとパラガスが出会っていたら?
もしバーダックとパラガスが出会っていたら、どのような展開になっていたのでしょうか?
バーダックがパラガスのやり方を否定し、正面からぶつかる可能性が高い
パラガスがバーダックを利用しようと画策するも、バーダックが拒否する
ブロリーの力を見たバーダックが「カカロットと戦わせるのは面白い」と考える可能性も
バーダックは基本的に戦士としての誇りを持っているため、パラガスのように「他人の力を利用して復讐を果たす」という考え方には反発するでしょう。
しかし、もしバーダックが「ブロリーを本当の戦士として育てる」道を示せば、パラガスも違う運命をたどっていたかもしれません。
5. まとめ|バーダックとパラガス、サイヤ人の2つの生き方
バーダックとパラガスは、どちらもサイヤ人の父親だが、息子に対する考え方が正反対
バーダックは「誇りを持って戦う戦士」であり、パラガスは「復讐のために息子を利用する指揮官」
最終的にバーダックの意思はカカロットに受け継がれ、パラガスはブロリーの力に呑み込まれて滅びる
もし2人が出会っていたら、互いに相容れない関係になった可能性が高い
バーダックとパラガスは、同じサイヤ人の父親でありながら、全く異なる信念を持つ存在でした。それが結果的に、カカロットとブロリーという2人の運命を大きく分けた要因になったのかもしれません。