バーダックはいい奴なのか？サイヤ人戦士の本質を徹底考察！

1. はじめに

『ドラゴンボール』シリーズに登場するバーダックは、孫悟空の父であり、フリーザに立ち向かったサイヤ人の戦士です。しかし、彼の性格や行動を振り返ると、**「バーダックは良い奴なのか？」**という疑問が浮かびます。

サイヤ人は基本的に戦闘を好み、冷酷な種族として描かれることが多いですが、バーダックには仲間を思う心や家族を守ろうとする一面もあり、その評価はファンの間でも意見が分かれています。

本記事では、バーダックは本当に「いいやつ」なのか？彼の行動や性格を分析し、サイヤ人としての誇りと人間味について詳しく考察していきます。

2. バーダックの基本的な性格

バーダックは、フリーザ軍に所属する下級戦士として活動していました。しかし、同じサイヤ人の中でも仲間を大切にする一面があり、冷酷な戦士とは一線を画す存在として描かれています。

(1) 典型的なサイヤ人の戦士

戦闘を楽しむ戦士気質
強さを求め、闘いを厭わない
フリーザ軍の指示に従い、惑星侵略を行っていた

この点だけを見ると、バーダックは決して「いいやつ」とは言えません。サイヤ人の価値観に従い、戦うことを生業としていたため、一般的な善人とは異なる立場のキャラクターです。

(2) 仲間を大切にする一面

一方で、バーダックには**冷徹な戦士には見られない「仲間を思いやる心」**がありました。

部下たち（トーマやセリパ）を信頼し、共に戦う
仲間の死を知った際、強い怒りを見せる
フリーザ軍の陰謀に気づいたとき、単身で立ち向かう

これは、ナッパやベジータとは異なる特徴であり、バーダックの**「サイヤ人の中でも特異な存在」であることを示しています。**

3. バーダックの「いいやつ」なエピソード

ここでは、バーダックが**「いいやつ」だと感じられるエピソード**を紹介していきます。

(1) 仲間の仇を討とうとする（TVスペシャル『たったひとりの最終決戦』）

フリーザ軍の陰謀により、バーダックの仲間であるトーマたちが虐殺されました。その際、バーダックは復讐を誓い、フリーザに立ち向かいます。

仲間のために戦う姿勢
怒りと誇りを持って行動する

これは、単なる侵略者ではなく、仲間を思う心を持つ戦士であることを示しており、「いいやつ」と言える要素の一つです。

(2) 息子・悟空を守ろうとする（『ドラゴンボール超 ブロリー』）

2018年の映画**『ドラゴンボール超 ブロリー』では、バーダックが父親としての一面**を見せるシーンが追加されました。

フリーザの動向を怪しみ、危機を察知
息子・カカロット（悟空）を地球に送り出す
家族（ギネ）を大切に思う表情が描かれる

このエピソードによって、従来の「戦士としてのバーダック」ではなく、**「家族を思うバーダック」が強調されました。この行動を考えると、バーダックは「いい父親」**であり、ある意味「いいやつ」とも言えるでしょう。

(3) 『ドラゴンボール超』グラノラ編での行動

『ドラゴンボール超』のグラノラ編では、バーダックが惑星シリアルを襲撃した際のエピソードが描かれました。

敵であるはずのグラノラの母・ミューズリを助けようとする
フリーザ軍の命令に従わず、ガスと戦う
「戦うのは誇りのためだ」と言い放つ

このエピソードは、バーダックが単なる侵略者ではなく、時には敵を助けることもあるということを示しており、「いいやつ」としての新たな一面を見せたといえます。

4. しかし、バーダックは完全な「いいやつ」ではない？

バーダックには「いいやつ」な側面もありますが、彼が完全な善人とは言い難い点もあります。

(1) フリーザ軍の一員として惑星を侵略していた

バーダックはフリーザ軍の指示に従い、惑星侵略を行っていました。 これは、サイヤ人の戦士として当然の行為であり、正義のヒーローとは対極の存在です。

自ら進んで戦いを求める戦士気質
他の星の住民を虐殺する立場にいた

この点を考えると、「いいやつ」というよりは、「戦士としての本能に従った生き方をしている」と言えます。

(2) 仲間や家族以外には非情な一面も

バーダックは仲間や家族には優しいものの、基本的にはサイヤ人の価値観に基づいた行動を取っていました。

敵に対しては一切容赦しない
戦いを楽しむ性格

これは、彼が「完全な善人」ではなく、あくまで**「誇りを持った戦士」**であることを示しています。

5. まとめ：バーダックは「いいやつ」なのか？

バーダックは、一般的な「正義のヒーロー」ではありませんが、サイヤ人の価値観の中では「仲間や家族を大切にする戦士」としての一面を持っていました。

● バーダックの「いいやつ」な面

仲間を大切にし、仇を討とうとする
息子・悟空を守るために行動する
時には敵を助けることもある（グラノラ編）

● しかし、完全な「いいやつ」ではない

フリーザ軍として惑星侵略を行っていた
戦いを楽しむサイヤ人としての本能がある
基本的にはサイヤ人の価値観で行動している

結論として、**バーダックは「いいやつ」ではないが、「仲間や家族を大切にする誇り高い戦士」**であると言えます。

もし今後の『ドラゴンボール』シリーズでバーダックが再登場することがあれば、彼の戦士としての誇りと人間味のバランスがどのように描かれるのか、楽しみですね！

ライト

鳥山明さんの大ファン

鳥山明さんの作品をこよなく愛するドラゴンボールが好きな漫画オタクです。世の中のアニメ全般が好きで、クリエイターの皆様を応援しています。