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1. はじめに
『ドラゴンボール』シリーズには多くのキャラクターが登場しますが、その中でもバーダックは特別な存在です。彼は孫悟空の父であり、サイヤ人の戦士として惑星ベジータの滅亡と共に散った伝説的なキャラクターです。
バーダックは原作には登場せず、アニメオリジナルのストーリーで初めて描かれたキャラクターですが、その後もさまざまなアニメ作品で登場し、設定が変化しながらも人気を集め続けています。
本記事では、バーダックが登場するアニメ作品を詳しく解説し、彼の役割やストーリーの変遷について紹介していきます。
2. バーダックが登場するアニメ作品一覧
バーダックは、以下のアニメ作品に登場しています。
放送年 | 作品名 | 主要な役割 |
---|
1990年 | 『たったひとりの最終決戦』 | 初登場。フリーザと戦い壮絶な最期を迎える |
2011年 | 『エピソード オブ バーダック』 | パラレルワールドで生存し、超サイヤ人に覚醒 |
2018年 | 『ドラゴンボール超 ブロリー』 | 新設定のバーダックが登場し、悟空を逃がす |
2022年 | 『ドラゴンボール超(グラノラ編)』 | 過去の回想で登場し、ガスとの戦いが描かれる |
それでは、各作品の内容を詳しく見ていきましょう。
3. バーダックの初登場作品『たったひとりの最終決戦』(1990年)
● 作品概要
- タイトル:『ドラゴンボールZ たったひとりの最終決戦 〜フリーザに挑んだZ戦士カカロットの父〜』
- 放送年:1990年10月17日(TVスペシャル)
- あらすじ:
バーダックはフリーザ軍の下級戦士であり、仲間と共に侵略活動を行っていた。ある日、カナッサ星で不思議な能力を持つ敵に襲われ、「未来予知」の力を得る。やがて、フリーザがサイヤ人を滅ぼそうとしている未来を知り、単身で立ち向かうが、フリーザの圧倒的な力の前に敗れ、惑星ベジータと共に散る。
● バーダックのキャラクター像
- 仲間思いの戦士:自身の仲間が殺されると怒りを爆発させる。
- 孤高の英雄:サイヤ人を救おうとするが、誰も信じてくれない。
- 未来視の能力:悟空がフリーザを倒す未来を見るが、自身はその結末を迎えられない。
この作品は、バーダックというキャラクターを確立させ、ファンの間で「サイヤ人の誇りを持った戦士」として高い人気を誇ることになった。
4. バーダックの新たな可能性『エピソード オブ バーダック』(2011年)
● 作品概要
- タイトル:『エピソード オブ バーダック』
- 放送年:2011年12月17日(OVA)
- あらすじ:
フリーザの攻撃を受けたバーダックだったが、気が付くと過去の世界に飛ばされていた。そこでは、サイヤ人を滅ぼそうとする「チルド」というフリーザの祖先が存在し、バーダックは彼と戦うことになる。絶体絶命の中、怒りの力で超サイヤ人に覚醒し、チルドを撃破する。
● バーダックの新たな力
- フリーザの祖先・チルドと対決
- 超サイヤ人に覚醒(悟空やベジータよりも遥か昔に)
- パラレルワールド設定(本編の正史には含まれない可能性が高い)
この作品は、「もしバーダックが生きていたら?」というファンの想像を形にしたものであり、多くの議論を呼びました。
5. 『ドラゴンボール超 ブロリー』(2018年)でのバーダックの再解釈
● 作品概要
- タイトル:『ドラゴンボール超 ブロリー』
- 放送年:2018年12月14日(映画)
- あらすじ:
フリーザが惑星ベジータを滅ぼそうとする中、バーダックは危機を察知し、妻のギネと共にカカロット(悟空)を地球に逃がす。最期はフリーザの攻撃により惑星ベジータと共に消えるが、「息子が生き残る未来」を信じる姿勢が描かれた。
● 旧アニメ版との違い
- 仲間想いのバーダック(従来より家族を大切にする描写が増えた)
- 未来視の能力が削除(SF的要素を減らし、リアル志向に)
- フリーザへの反逆心は薄め(単独で戦うのではなく、息子を守るための行動を取る)
この変更により、バーダックは「戦士としての誇りを持つ父親」という新たなキャラクター像が確立された。
6. 『ドラゴンボール超』(2022年)のグラノラ編でのバーダック
● 作品概要
- 登場エピソード:『ドラゴンボール超』グラノラ編(漫画連載)
- 放送年:2022年(アニメ未放送、今後映像化の可能性あり)
- あらすじ:
惑星シリアルの壊滅時に登場し、グラノラの母・ミューズリを救おうとした過去が描かれる。さらに、宿敵ガスと戦い、驚異的な強さを見せる。
● バーダックの新たな設定
- かつての残虐なサイヤ人像から「慈悲を持つ戦士」へと変化
- ガスとの戦いで激戦を繰り広げる(後に悟空がその記憶を知る)
このエピソードでは、バーダックの影響が孫悟空にも受け継がれていることが示唆され、改めて彼の存在が重要視された。
7. まとめ
バーダックは、『ドラゴンボール』のアニメ作品の中で何度も設定が変わりながら登場し続けるキャラクターです。
● 重要なポイント
- 『たったひとりの最終決戦』で初登場し、人気キャラに!
- 『エピソード オブ バーダック』で超サイヤ人に覚醒するというIFストーリーが描かれる
- 『ドラゴンボール超 ブロリー』では家族を大切にする父親として描かれる
- 『ドラゴンボール超』のグラノラ編では、過去のバーダックが悟空に影響を与える
今後もアニメ作品でバーダックの新たな活躍が見られるのか、期待したいですね!
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鳥山明さんの作品をこよなく愛するドラゴンボールが好きな漫画オタクです。世の中のアニメ全般が好きで、クリエイターの皆様を応援しています。